コラム
ドローン空撮スポットの探し方|無許可で飛ばせる場所や申請の流れ
投稿日/2025.11.01 最終更新日/2025.11.02

ドローンの空撮で「ロケーションがよく、テーマに合った撮影スポットを探したいけれど、なかなか見つからない……」と感じている方も多いのではないでしょうか。
空撮スポットを紹介するサイトやSNS投稿も増えています。しかし、地域によって情報量に差がある、実際に飛ばせるかどうかの判断が難しいなど、撮影場所探しは意外と手間がかかり大変だと感じることもあるでしょう。
この記事では、ドローン空撮スポットを探すための3つの方法を紹介します。
SNS・書籍・空撮専用サイトなど、さまざまな情報源を活用することで、撮影テーマに合った場所や新しい候補地をより多く見つけられるようにしてみましょう。
この記事の目次
ドローン空撮スポット3つの探し方

空撮スポットを見つける方法として、SNSや書籍、ドローン専用サイトなどといった探し方があります。
それぞれの情報源には特徴があり、組み合わせて活用することで、より理想に近い空撮スポットを探せます。
■ SNSで検索する
■ 書籍で探す
■ 空撮スポットサイトを活用する
これら3つの方法を活用して、撮影したいテーマに合うロケーションを探してみましょう。
それぞれの探し方における、特徴やメリットをご紹介します。
SNSで検索する
手軽に情報収集するなら、まずはSNS検索がおすすめです。
「ドローン + 地名」「ドローン 日本 風景」「空撮 + 地名」といったキーワードを入れると、実際に撮影された映像や写真が多数ヒットします。
X(旧Twitter)やInstagram、Youtube、SkyPixelでは、撮影日時・場所・機体名まで詳細を共有している投稿もあり、リアルな飛行イメージをつかむのに最適です。
気になるスポットを見つけたら、投稿者にコメントで聞いてみるのもよいでしょう。
書籍で探す
「絶景」「空撮」「日本の風景」といったキーワードを含む写真集や撮影ガイド本も、空撮のスポット探しに役立ちます。
ドローン撮影の構図や光の入り方、季節ごとの見え方などが一目でわかるうえ、アクセス情報が書かれている書籍も多くあります。
構図の資料にもなるため、参考資料として手元に1冊おいておくのもよいでしょう。
空撮スポットサイトを活用する
ドローン専用の情報サイト「Flyers(フライヤーズ)」では、都道府県別に空撮スポットを検索できます。
ユーザー投稿型で、現地の空撮写真をみられるのが魅力です。
住所や駐車場・トイレなどの設備情報もあり、具体的な計画を立てるのにも役立つでしょう。
ドローンを無許可で飛ばせるスポットはある?
屋外での飛行は、基本的に何らかの申請や許可が必要と考えておくのが安全です。
たとえ航空法の飛行禁止空域に当たらなくても、他人が所有する敷地の上空を飛ばす場合は管理者の同意が必要となります。
私有地の場合は無許可で飛ばせることもありますが、DID地区(人口集中地区)や150m以上の上空、空港・周辺施設付近などでは航空法の規制対象になるため、必ず事前確認を行いましょう。
飛行禁止空域については、本サイト内の「ドローンの飛行禁止区域・空域まとめ|空撮前にチェックすべき場所一覧」でも解説しています。
また、室内での飛行は航空法の対象外ですが、施設が他者所有であれば管理者の許可を得ることが原則となります。
自宅など無許可で飛行できる環境であっても、人や物への衝突には厳重な注意が必要です。
(関連記事:【動画あり】屋内でもドローン撮影できる!室内空撮の活用事例や注意点も解説)
ドローンの空撮スポット探しの流れ
ドローンでの空撮スポット探しの流れは、主に3ステップで以下のとおりです。
■ 【ステップ1】撮りたいテーマや目的を決める
■ 【ステップ2】候補地を集める
■ 【ステップ3】撮影できる場所か確認する
それぞれの方法について、解説します。
【ステップ1】撮りたいテーマや目的を決める
まずは「どんな映像を撮りたいか」を明確にしましょう。海・山・街並みなど、テーマによって最適なスポットは異なります。
撮影の目的を先に決めておくことで、探すエリアや必要な許可の種類も絞り込みやすくなります。
【ステップ2】候補地を集める
テーマが決まったら、SNS・YouTube・空撮専用サイト・書籍など、複数の情報源から候補地を集めます。
「ドローン + 地名」や「ドローン 絶景」などのキーワードで検索すると、実際に撮影された映像や写真が見つかりやすく、おすすめです。
特にYouTubeやSkyPixelでは、撮影アングルや光の入り方などが確認できるため、現地の雰囲気を把握するのに最適です。
【ステップ3】撮影できる場所か確認する
候補地が見つかったら、その場所が実際にドローンを飛ばせるエリアかを必ず確認します。
航空法の飛行禁止空域に該当しないかをチェックし、私有地であれば所有者の許可が必要です。
ドローン撮影の申請方法

ドローンを飛ばすときは、飛行場所や方法を明確にしたうえで、関係機関に申請を行います。基本的な流れは次のとおりです。
■ 【Step1】飛行場所・方法を整理し、規制対象か確認する
■ 【Step2】関係する法律・条例を調べ、必要な許可を把握する
■ 【Step3】国土交通省「DIPS」や自治体・警察署などへ申請する
■ 【Step4】承認後、飛行計画を提出して許可証を携帯する
主な関係法令は以下のとおりです。
■ 航空法(夜間・目視外・人口集中地区などの飛行制限)
■ 小型無人機等飛行禁止法(国会議事堂や皇居などの重要施設周辺)
■ 道路交通法(公道上空での離着陸や低空飛行)
■ 河川法・港則法(河川や港湾区域での飛行)
■ 自治体の条例(公園や観光地などの独自ルール)
■ 土地所有者の承諾(私有地や商業施設などの敷地内)
どの法律が関係するかを整理しておくことで、申請漏れやトラブルを防ぎ、安心して撮影を進められます。
詳しい申請方法はサイト内「ドローン飛行の申請方法まとめ|東京湾・お祭り・商業撮影などシーン別に解説」で解説しています。
ドローン東京は日本全国でドローン撮影を承ります。
空撮スポットを探すときは、SNS・YouTube・書籍・空撮情報サイト・地図アプリなど、さまざまな方法を組み合わせるのが効果的です。
ただし、理想的なロケーションを見つけるには、景観・安全性・飛行環境など多くの要素を確認する必要があります。
ドローン東京では、全国での撮影実績をもとに、最適な撮影スポットの提案といった企画から撮影・編集までを一括サポートしています。
「どこで撮ればいいかわからない」「条件に合う場所を探す時間がない」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。

