コラム
【ドローン撮影におすすめの会社】業者の選び方や依頼する際の3つの注意点もご紹介
投稿日/2023.07.10
インパクト抜群な映像はドローン撮影の大きな特徴。その迫力やクオリティには、ドローン操縦スキルや撮影機材が大きく関わっているため、十分な経験を持つプロのドローン撮影業者への依頼がおすすめです。
この記事では「どの業者に依頼したらいいのかわからない」「費用はどれくらいかかるのかな」とお悩みの担当者に向けて、ドローン撮影業者を利用するメリットや選び方、実際にかかる費用を解説します。後半ではドローン撮影業者に依頼する際の注意点にも触れるので、検討中の方は参考にしてください。
ドローン撮影が役立つ場面
ヘリコプターやクレーンなどの大型機械を使わなくても、躍動感ある印象的な映像が撮影できるのがドローン撮影です。ドローン撮影は主に以下の場面で活躍しています。
ドローンが活躍するシーン(例)
- 企業や商品のPR
- 自然や観光資源の保護
- ミュージックビデオ
- スポーツ
- 記念撮影
企業や商品のPR
CMやweb広告でも、ドローンで撮影した動画は多用されています。
また、最近ニーズが増えてきたのが、企業のホームページ用の紹介動画です。写真だけでは伝わらない、社内の施設や社屋の全体像、商品の撮影にもドローン撮影が効果的に使われ、ユーザーがより興味を持ちやすい映像作品に仕上げることができます。
自然や観光資源の保護
自治体や団体による地域PRや自然・観光動画でも、ドローンは活用されています。
切り立った崖や山間の高い危険なエリアの撮影や、文化遺産を上空から撮影するなど、人が行きにくい場所やアングルから撮影できるのもドローンならでは。
また、野生動物の観察や文化遺産の点検、観光資源の保護のための監視など、ドローンの活用の場は増えています。
ミュージックビデオ
スピード感と躍動感を感じる空撮動画は、ミュージックビデオでも活躍中です。
かつては大型機材と大掛かりな照明、人員を投入して、複数の位置からの撮影が基本でしたが、ドローン撮影によって、より簡単に低予算でアクティブな動画撮影が可能となりました。
スポーツ
市民マラソンなどの大規模イベントや、屋内・屋外のスポーツの場でもドローンは欠かせません。
イベントのプロモーション活動に使う目的はもちろん、ラグビーやサッカーなどの試合中の正確なビデオ判定にも、将来的にドローン撮影の活躍が期待されています。
選手やチームの動きを上空からの俯瞰で観察できるため、プロスポーツ選手のトレーニングにもドローン撮影の依頼が増加中です。
記念撮影
上空から手軽に撮影できるため、学校や会社の集合写真、結婚式の記念写真でもドローン撮影の依頼が増えてきました。
印象的な演出のできるドローン動画は、結婚式を盛り上げるオープニングムービーにもぴったりです。
結婚式以外でも、式典での動画・写真を組み合わせた記念ムービーなど、「思い出に残るものだからこそ、ドローンを使った特別な記念撮影・動画にしたい」というニーズが高まっています。
空撮をドローン撮影会社に依頼するメリット
広告・文化・スポーツ・行事など、さまざまなシーンで活躍の場を増やすドローン撮影。自分で空撮をしようにも、機材準備や面倒な申請手続きなどに大幅に時間を取られてしまいます。その製作期間を大幅に短縮してくれるのがドローン撮影会社です。
プロのドローン撮影業者に依頼するメリット3つ
- 高画質でインパクトのある映像・画像を撮影できる
- 他社にはないオリジナリティや特別感を演出できる
- 法令違反のリスクを回避できる
ここからは、ドローン撮影会社に依頼するメリットを詳しく解説します。
高画質でインパクトのある映像・画像を撮影できる
撮影した映像の質は、ドローン操縦スキルによって大きく左右されます。プロのドローン撮影業者に依頼すれば、初心者が頑張って撮影したものよりも高品質の映像・画像が期待できることでしょう。
飛行実績も撮影実績も積んだプロのドローン業者だからこそ、狭い場所や人が立ち入れない場所でも安定した飛行撮影が可能です。空撮でしかできない角度・高さからの撮影を組み合わせ、よりインパクトある映像になることでしょう。
近年は、4Kなどの高画質録画に対応するドローン機体も多く、風や水面、自然風景の細かい動きを美しく撮影できる業者が増えています。
他社にはないオリジナリティや特別感を演出できる
通常のカメラ撮影では難しいダイナミックな動きの映像も、ドローン撮影であれば可能です。ドローン演出を取り入れた映像であれば、他社のCMよりも、視聴者により強烈な印象を残せます。
他社との差別化を図るだけでなく、より印象に残る動画はSNSで拡散されやすく、さらなる認知を獲得できるでしょう。
法令違反のリスクを回避できる
自分でドローン撮影するには、機材を揃え、必要な許可申請をするなど、準備だけでも一苦労。あれこれ調べながら手探りでの申請は、時間がかかる上に、申請漏れによる法令違反にもなりかねません。
プロのドローン撮影業者は撮影場所に応じた申請で多数の経験・実績があります。法令違反を犯さないだけでなく、申請もスピーディに対応でき、制作期間の短縮にも貢献します。
ドローン撮影を業者に依頼した際の費用内訳
実際にドローン撮影業者に空撮を依頼した際、どれくらい費用がかかるのかを知っておきたいはず。ドローン撮影業者の費用相場は、10~30万円前後です。
費用内訳は大きく分けて3つ
- 基本料金
- オプション料金
- その他の料金
基本料金+編集にかかる費用で、約20万円前後で、高画質や撮影環境・撮影場所に応じてオプション料金やその他の料金が上乗せされます。
基本料金
ドローン撮影の基本料金相場は54~210万円前後です。
基本料金の内訳
- 撮影費
- 人件費
基本料金内にドローン操縦と撮影を担当するクルーの人件費を含んでいる会社が多いです。基本料金内で対応できる内容が設定されており、1フライト20分程度で何フライトまで飛ばせるか、また飛行時間や撮影枚数などが決まっているケースが多いです。
ドローン業者によっては、以下の料金も基本料金に含んでいることもあります。
- 移動交通費
- 賠償責任保険(対人・対物)
- ドローン飛行申請に関わる料金
オプション料金
基本料金に上乗せされるオプション料金は、ドローン撮影業者によって設定が異なります。オプション料金のよくある例として以下の通りです。
オプション料金(例)
- ドローンの機種の選択
- ロケハン
- クルーの人数
- 撮影した写真・動画の編集
ここからは上記のオプションについて、料金と併せて詳しく解説します。
ドローンの機種の選択
ドローンにはたくさんの機体があり、標準的なモデルから高画質対応モデルまでクライアントのニーズに合わせた機体を使います。機種変更によるオプション料金は2~5万円が相場です。
- 4K対応の機種
- GPS機能搭載(自動飛行・自動追尾が可能)
- 長距離フライト・長時間の撮影に対応した機種
- 山岳地帯など過酷な環境に耐えられる機種(防水・防塵などの産業用ドローン)
どれも映像のクオリティを決定づけるものです。高画質画像を求める場合は、よりスペックの高いドローン機体を使用し、オプション料金がかかります。
ロケハン
ドローン業者によっては、ロケハン(ロケーション・ハンティング)を行う場合もあります。ロケハンとは、実際の撮影前に、撮影先の事前調査を行うこと。撮影場所の下見で、撮影許可が必要か、希望する撮影が可能か、拠点となる場所の確保などを確認できます。
ロケハンの料金に含まれるもの
- 交通費
- 宿泊費
ロケハンがオプションとなる場合は、現地に行くクルーの交通費や宿泊費がロケハン代として請求されます。
クルーの人数
基本料金に一定の人件費は含まれていますが、撮影の内容によっては増員が必要です。クルー1人あたりの人件費の目安は、2~4万円となっています。
大型ドローンの撮影では、安全と質を維持するためにドローンの操縦と撮影をそれぞれ別のクルーが担当するケースが多いようです。撮影場所や撮影の難易度に応じて、クルーの増員が必要となることもあります。
撮影した写真・動画の編集
撮影した動画・写真を映像作品にするためには編集作業が必要です。オプションとして編集費(5~15万程度)を設定している会社もあります。
編集作業が基本料金に含まれるプラン、編集なしで撮影したデータだけを納品するプランなど、業者によって料金設定はさまざまです。編集作業が基本料金に含まれていても、オープニングなどの特殊な演出効果をつける場合は追加料金が発生することもあります。
また、ドローン撮影業者によっては、空撮に特化して、編集に対応していないケースもあるので業者選定時に注意してください。見積もり相談する際に、編集作業の有無を十分に確認しましょう。
その他の料金
前述で紹介したオプション以外にも、撮影内容によって追加料金が発生することもあります。
その他の料金(例)
- 追加フライト
- キャンセル料
- 再撮影料金
クライアント側の都合で、「打ち合わせになかったけれどやっぱりこのシーンも欲しい」となった際、追加フライトの相場は2~4万円前後です。
また、撮影が延長・キャンセルになった場合も念頭に置いておきましょう。季節によっては台風・大雨の影響で、延期せざるを得ないこともあります。天候不順による再撮影料金は、ドローン撮影業者により規定が異なります。「○回までは無料で順延できる」という業者もあるので、見積もり時に確認しましょう。
キャンセル料についても、発生するタイミングや料金についても、下記のような事前の把握が必要です。
キャンセル料の規定(例)
- 撮影○日前からキャンセル料が発生
- 前々日のキャンセルは総額の30%、前日のキャンセルは50%、当日キャンセルは100%
ドローン撮影をプロに依頼する際の3つの注意点
ドローン撮影のプロに依頼すれば、クオリティの高さは期待できますが、依頼前に留意しておくべきこともあります。
プロのドローン業者依頼時の注意点3つ
- 会社によっては空撮ができない区域がある
- 悪天候によるキャンセルについて相談しておく
- ドローン撮影に関する保険の内容を確認する
リスク回避のためにも、ドローン撮影を業者に依頼する際の上記の注意点とその理由は知っておきましょう。知っていれば、思わぬトラブルが発生しても、事前の対策が可能です。ここからは注意事項について詳しく解説します。
①会社によっては空撮ができない区域がある
ドローン飛行は、航空法や小型無人機等飛行禁止法などの法律で、飛行禁止区域が定められています。禁止されているエリアでドローンを飛ばすためには、国土交通大臣の許可が必要です。
業者の規模によっては、包括申請(全国包括許可承認申請)をしていないこともあります。ドローンを飛行する包括的な許可を得ていないため、そのフライトの都度申請手続きが必要となり、撮影をスタートするまでに時間がかかります。悪天候で順延になった場合も、改めて申請が必要です。
まずは、ドローン撮影業者のホームページに「国土交通大臣認定の包括申請を取得しております」という記載がないかを確認しましょう。包括申請を取得した業者であれば、許可された期間内はその都度申請する必要がないため、短い納期や悪天候による順延にも柔軟に対応できます。
②悪天候によるキャンセルについて相談しておく
大雨・台風などの天候によっては、撮影が延期・キャンセルになるケースもあります。キャンセル料が発生するのは撮影日の何日前からなのか、事前に確認しておきましょう。
撮影延期の場合は、何回までの延期なら料金が発生しないのかも知っておくと安心です。業者によってキャンセルや延長の規定は異なります。
③ドローン撮影に関する保険の内容を確認する
ドローンの操縦の経験を積んだベテランであっても、撮影場所の環境や、現地で発生したトラブル、不測の事態によって事故が起こることはあります。そのためにも、保険の加入をしている業者を選びましょう。
ホームページに保険加入の記載がなければ、見積もり前に相談が必要です。基本料金に保険代が含まれている場合もあります。
「起こるかわからないものにお金を払うのは…」と思うかもしれませんが、万が一のためです。突発的な機体トラブルによってドローンが墜落し、その先で人的被害が発生しないとも言い切れません。
ドローン撮影会社の選び方
ドローン撮影を外注に出すと決定したら、次は業者の選定です。「どのような基準で選べばいいのかわからない」という担当者もいることでしょう。
ドローン撮影会社を選ぶポイント
- ドローンの操縦スキル
- 使用しているドローンの機種
- 料金
- 飛行許可の有無
コストを抑えたい気持ちはもちろんですが、空撮の映像のクオリティは、ドローン機体の性能や、クルーの操縦スキルでも大きく変わります。それぞれの選ぶポイントを知ってから、優先順位をつけて選ぶのもよいかもしれません。
ドローンの操縦スキルで選ぶ
前述の通り、ドローンで撮影した映像の印象は、操縦者の飛行スキルにも大きく影響を受けます。操縦スキルの高さを知るためには、ホームページに掲載されている過去の制作事例・実績、サンプル映像をチェックしましょう。
フライト時間の多い熟練のスタッフであれば、高度な技術で安定した空撮が可能です。狭い場所を潜り抜ける、ビルの壁や水面ギリギリに迫るような躍動感ある映像が撮れるような飛行も行ってくれます。
ホームページの実績紹介やサンプル動画で、自分が納得できる操縦スキルかを確認しておくと安心です。
使用しているドローンの機種で選ぶ
ドローンは屋内でも使える小型サイズから、過酷な場所でも飛行できる大型の産業用ドローンなど、さまざまな機体があります。連続飛行時間やどれくらい離れて飛行できるか、被写体を自動追尾できるGPS機能の搭載の有無なども重要です。
美しい夜景を撮影したいのに、画質の低いドローンでは効果も半減します。
ドローン業者が使用している機体が、自分が求める撮影に適しているのかで判断するのも良いでしょう。
料金で選ぶ
「できるだけ料金を抑えたい」というコスト意識は、全ての担当者に共通する思いです。しかし、料金だけでドローン撮影業者を選んでしまうと、同時に大きなリスクを選ぶことになるかもしれません。
ドローン撮影の料金は、撮影の機材・フライト数・フライト時間・スタッフの人数などで上下します。高画質のカメラや高機能のドローンが必要な撮影であれば、料金も比例して高額になるものです。料金だけで選ぶのはやめましょう。
格安のドローン撮影業者は、料金が高額な業者よりも質が落ちる可能性も否定できません。安い分、無保険だったり、撮影できない場所があったりというリスクもあります。もちろんコスト意識も重要ですが、料金に拘りすぎず、安全や質も考えて選んでください。
飛行許可を取っている会社を選ぶ
ホームページに「国土交通大臣認定の包括申請を取得」の記載のある業者がおすすめです。包括申請を取得した業者であれば、有効期間内は空撮の度に毎回申請する必要がなく、企画~撮影がスムーズに進められるからです。
包括申請を取得していれば、都度申請する必要がないため、短い製作期間や悪天候による順延にもスピーディに対応が可能。時間のロスや申請漏れの不安無く、安心して依頼できます。
おすすめのドローン撮影会社は「ドローン東京」
ドローン東京は、国土交通大臣認定の包括申請(日本国内・1年間)を取得している分、計画~撮影実施までのスピード対応にも自信があります。
また、ドローン東京の操縦士は、無人航空機操縦歴30年のベテランで、ドローンの国家資格「一等無人航空機操縦士」の学科試験合格。高い操作スキルと膨大な知識を持つ空撮のプロフェッショナルが、最先端のドローン撮影を提供します。
ドローン東京のホームページのトップ画面には、過去の撮影動画や実績が公開中です。高い技術力とクオリティをぜひチェックしてください。
まとめ:ポイントを押さえたうえでドローン撮影会社ごとの特長を把握しよう
ドローン撮影業者は、高い飛行技術と高性能のドローン機体を複数所有しているため、素人の撮影よりもインパクトの大きい映像が期待できます。面倒で時間のかかる申請も、空撮のプロであれば時間もかかりません。
ドローン業者は以下のポイントを押さえて選びましょう。
- 自分の求める映像を撮影できる技術力・機体を持っているか
- 料金の安さだけで決定しない
- キャンセル料金の規定
- オプション料金が発生するか
- 基本料金に編集作業分が含まれているか
- 編集作業に対応しているか(空撮に特化し、編集は対応しない会社もある)
- 包括申請を取得しているか
ドローン撮影の業者ごとに、機体の数や飛行スキル、料金、オプションなどに特長があります。料金の安さだけで選ばず、ポイントを抑えたうえで、各社のできること・できないこと・特長徴を比べて選びましょう。